とある性転換日記

性転換手術(公式には性別再判定治療)を受けて女性になった者の記録です。
諸般の事情により、いわゆるガイドラインに適合しなかったため、手術を引き受ける医療機関がなかなか見つからずに苦労しました。
同様な方の参考になればと思い、記録を残します。
一般的なアダルトブログに期待される内容ではないと思いますが、どうしてもグロ要素が出てきてしまいますので、こちらに公開しています。

知らなかった男女の体の違い

2010-09-05
普通の人は、女性の体に陰茎が無いということをいつ知るのでしょう?。
恥ずかしながら、私がそれを知ったのは、中学生になって、同級生にこっそりエロ本を見せられたときが最初でした。
バカなの、知恵遅れですかと言われそうですが、これでも東大ではありませんが一応難関といわれる国立大学を出て大企業で働いていました。
つまり知識というのは、外から入ってこなければ知能と関係なく遅れるのです。
私の両親はセックスが嫌いらしく、絶対に話題にしないし、子供は1人でたくさんという考えでしたから、兄弟姉妹は居ません。
年上のいとこなども居なかったので、情報源がないのです。
だから女性という概念を、体の違いではなく、なにか子供には判らない理由で差別されていて、家事労働か小学校教員、店員程度の易しい仕事しかできない奴隷的なカーストのようなものと捉えていたのです。
もちろん小学校高学年ぐらいになれば、胸の形の違いには気付きますが、それも先天的なものではなく生活環境によって変形したのだと思っていました。
小学生でも、社会科で人種差別はいけないと教えられますが、大人は嘘つきだから教科書に書いてあることは現実と違うと思っていました。
だから差別されないように身を守ることばかり考えていました。
こんな有様ですから、女性に陰茎が無いことも知らず、誰にでもある配水管のような器官だと思っていたのです。
小学校低学年までは、母親と一緒に風呂に入っていましたが、下の方は毛に覆われていて、自分の陰茎なら十分隠れる状態だから、隠れているのだと思っていました。
性同一性障害では小さいときから自分の体に違和感があるということになっていますが、違いの存在を知らなければ自分の異常さにも気付かないのです。
母親の化粧道具で悪戯したり、与えられた衣類の色が気に入らずにごねて叱られることは多かったのですが、叱られる理由は全く解らず、単に親の好き嫌いを押しつけられているのだと思っていました。
だから大人になってお金が自由になれば、ピンクの花柄の服が着れるのだと信じていたのです。


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